女性のための薬局LADY PHARMACYの日記

女性薬剤師による女性のための薬局オーナーによる日記です。

みんなやらないわけ②

こんにちは

 

もう11月も終わりですね

 

早い

 

寒い

 

最近なかなかかけてませんが気長にお付き合いお願いします

 

 

「零売薬局(処方せんなしで病院のお薬を売る薬局)がなぜ儲からないか?」

 

 

これを考えるにあたって

 

なんで薬局は儲かるのかってところをまず考えてみましょう

 

いわゆる一般的な薬局は病院やクリニックからの処方せんを応需している

 

調剤薬局」です

 

名前の通り「調剤」をすることで収入を得ています

 

 

 

一般の方でよく誤解があるのですが

 

薬局は薬を売って収入を得ている

 

いわゆる小売業

 

と思いがちなんですが

 

それはちょっと違って

 

メインは「調剤」をすることで収入を得ています

 

お薬は製薬会社から卸会社を通して薬局に入ってきます

 

一般的な小売業であれば

 

仕入れと販売価格の差額が売り上げとして収入となるわけですが

 

一般的に薬局はこの差額がほとんどありません

 

もちろん厳密に言うと

 

一般的な小売業と一緒で大量に購入する会社(チェーン薬局など)は

 

卸からの仕入れを少し安く抑えることはできるのですが

 

また

 

お薬の価格は国が決めています

 

お薬自体の価格はどの薬局でも同じ

 

ドラッグストアみたいに大特価!!みたいなことはできません。

 

なので

 

薬局としては、お薬代以外の手数料で収入を得ます

 

これが調剤費です

 

いわゆるお薬を準備する薬剤師の技術料ですね

 

これも国によって点数で値段が決められています

 

処方せん1枚につきいくらみたいな感じで

 

細かく書きすぎると話が進まなくなるので

 

この技術料についてはまたの機会にするとして

 

ちょっと脱線してしまいました

 

とにかく

 

いろいろ細かい点は置いといて

 

 

調剤薬局は収入は主に処方せんです

 

 

処方箋

 

つまり

 

医師の処方箋

 

これがないと成り立ちません

 

なので逆にいうと

 

医師がいれば成り立つのです

 

クリニックの横にはだいたい調剤薬局がありますよね

 

さらに、おっきい病院だと何軒も薬局が並んでたりして

 

いわゆる門前薬局とよばれる薬局です

 

患者さんの多くはだいたいその隣にある薬局に処方せんを持って行きます

 

小売業で一番の課題とされる集客

 

これをクリニックや病院がしてくれるんです

 

これが本当に大きいと思います

 

安定したクリニックの門前薬局であれば

 

安定した患者数が見込め

 

安定した収入が入ってくる

 

というわけです

 

 

 

長くなったので次回に続きます

 

 

 

 追伸

 

レディーファーマシーのディスプレイ棚が新しくなりました

 

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